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石巻・雄勝町の学校再生プロジェクト、クラウドファンディングで資金調達

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石巻・雄勝町の学校再生プロジェクト、クラウドファンディングで資金調達

改修に取り組んでいる雄勝町・桑浜小学校

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 石巻・雄勝町の旧・桑浜小学校(石巻市雄勝町桑浜)校舎を改修し、自然の循環を体感できる学びの場をつくるプロジェクトが、現在クラウドファンディングサービス「シューティングスター」で資金調達に挑戦している。

 同プロジェクトの主体は地元の診療所医師、自治会長、教員、漁師などから成る「ぬくもり実行協議会」(会長:小倉健一郎雄勝診療所医師)、ファンディングについては同町で教育事業などを展開する公益社団法人sweet treat 311。

 同プロジェクトは、1923(大正12)年から2002年まで開校していた桑浜小学校の木造校舎をボランティアや家引き職人などの力を借りて再生させ、自然体験や漁業体験、IT技術などを学べる「学び舎(や)」をつくろうという試み。将来的には飲食や宿泊ができる施設も併設することを目指す。

 同校舎は高台にあるため、2011年の震災の被害は少なかったものの、廃校から11年という年月の間に裏山からの土砂崩れや基礎の腐食などが進んでおり、大規模な改修が必要な状況だった。これまでに延べ1200人以上のボランティアが泥かきなどの作業に参加した。

 今回のクラウドファンディングでは、「世界初」となる「ブロックファンディング」という手法を用いる。毎月改修する箇所のテーマと目標金額を決め、資金調達に臨む。毎月違ったギフト(寄付に応じたお返し)がもらえる仕組み。10月のテーマは「骨:ベース」。建物の基礎となる部分の改修に取り組む。今回のギフトとして、作家の林真理子さんのオリジナルイラスト(寄付額=5万円)のほか、雄勝産ホタテの詰め合わせや同校舎の屋根に葺(ふ)かれている雄勝石スレートのオーナーになれる権利などが用意されている。第1弾として、10月20日までに150万円の調達を目標とし、すでに18日には目標金額の101%を達成。20日まで引き続き寄付できる。12カ月間で全体の改修を目指す。

 校舎内の教室の内装には、米スタンフォード大学や東京大学などの建築学科の学生がデザインコンペに挑戦し、改装を手掛ける。審査員には建築家の隈研吾さんや手塚貴晴さんなどが参加予定。

 sweet treat 311の代表理事・立花貴さんは「桑浜小を再生し、豊かな自然の中で生きる力を育む教育拠点をつくりたい。震災を経て、日本一厳しい環境にある子どもたちに日本一豊かな教育ができるような環境づくりを目指す」と話す。

 同プロジェクトは来年4月に一部施設を開業、10月にグランドオープンを目指している。

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