石巻ならではのAED活用促進のアイデアを考える「作戦会議」開催
2月12日石巻市中心部 みやぎ生協文化会館アイトピアホール(石巻市中央2)にてAED(自動体外式除細動器)の活用促進の取り組みに関する報告会とAEDに関して今後のアイデアを考えるワークショップが開催され約30人が参加した。
この報告会は東京のAEDのアプリ開発を行っているCoaido(コエイド)株式会社と石巻市にある一般社団法人イトナブ石巻が主催。AEDをもっと身近な存在にし、1人でも多くの命を救える環境を作るためのアイデアを出し合うというもの。全国と石巻市の救命救急に関する比較データや、昨年の夏に石巻市にて行われたAEDのスタンプラリーなどのイベントなども紹介。
また会場では参加者が各4名6グループに分かれ今後のAEDの普及や使用率を上げる為の様々なアイデアが出された。AEDを知ってもらう為のCMを作成する、AED無料レンタル化、AED DAYの制定、石巻にちなんだヒーローを用いてAEDを設置するなどのアイデアが発表された。
今回のイベントについてCoaido株式会社代表取締役CEO玄正 慎さんは「地域によって人口密度やAEDの数、救急体制の充実度などが大きく異なるので、その地域でできることを地域の方たち自身が考えて「石巻モデル」を作っていくことが重要。今回、参加者の皆さんが楽しみながら、かつ主体性を持って真剣にAEDの活用率の向上について考えていただいたことが嬉しい。沢山の斬新なアイデアが出たので、これが次のアクションに繋がり、石巻で継続した動きになっていくことを期待している」と話した。