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石巻「橋通りCOMMON」閉場 来春「COMMON-SHIP橋通り」として再生

石巻「橋通りCOMMON」閉場 来春「COMMON-SHIP橋通り」として再生

最終日には大勢の市民が閉場を惜しんだ

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 石巻市・橋通りの複合商業施設「橋通りCOMMON(コモン)」(石巻市中央2)が2年半の営業期間を終え、11月5日に閉場した。

 同施設は内海橋とアイトピア通りを結ぶ橋通りの民有地に仮設的なキッチンカーやテントを集積させ、街なかで起業出店したい飲食店のインキュベーション施設として2015年4月に開場。当初2年間の予定だったが人気に後押しされ期間を延長していた。

 同施設からはこれまで3店舗が街なかでの独立開業を果たし、閉場前は4店舗が営業していた。フレンチトースト専門店やエスニック料理専門店など、これまで石巻になかった業態や、半外部空間での立ち飲みやステージでの音楽イベントの開催など、気軽な公共スペースとしての営業が若者層を中心に人気を集めた。

 4日、5日は橋通りを歩行者天国とし、アイトピア通り商店街と共催で「ジャンボのり巻き作り」や「エイサー演舞」、同市桃生町の伝統芸能「はねこ踊り演舞」、イベントステージでの音楽ライブなどを展開、両日合わせて2200人以上が訪れた。

 開場当初から同施設でカフェ「カナイ」を営業していた徳竹奈央さんは「2年半この場所でやってきて本当によかった。いろいろな変化があったが、県外から来た私を受け入れてくれて本当にうれしかった。老若男女、こんなにも多くの方に愛される場所になるとは2年半前には想像できなかった。東北の小さな地域のこの場所だからこそなし得たのだろう。この先もつながっていければ。私自身も出会えた多くの方の思いをのせて、また一歩進みたい」と話す。

 イベントの最後には、企画運営の街づくりまんぼうから、「COMMON-SHIP(コモンシップ)橋通り」としてのリニューアルオープンの計画が告知され、来春に向けて同じ場所で再整備を行っていくことが明らかになった。「SHIP」には「船」と「あり方」の意味を込める。橋通りコモンでつながりが生まれたチャレンジする人やそれを応援する人を乗組員(クルー)に見立て、「多様性を尊重するコモンらしいあり方を醸成することが目標」と同社の苅谷智大さん。

 苅谷さんは「これまでのように食だけに特化せず、主体的に関わる人たちの分野を広げていきたい。復興の過程で増えているパブリックスペースを使いこなせる人たちが集う場所づくりを行い、文化的な石巻の街づくりへつなげていきたい」と話す。

 今後の計画については、「コモンシップクルーミーティング」と名付けた会議で話し合っていく。第1回ミーティングは今月27日、18時から旧橋通りコモンで開く予定。申し込みや問い合わせは同社まで。

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